【 10号記念特別寄稿】『ウンハトオヴを追つて…』(全3回) 文:ふんすけふんふん斎
(ふんすけふんふん斎先生によるエッセイ 『ウンハトオヴを追つて…』全3回完全版はコチラ)
3.ウンハトオヴを追つて…
先日、行く宛もない望郷の念に駆られてからと言うもの、私という獣の故郷はどういう所なのだらう、と思いを巡らせている。桃源郷とかユウトピヤとか言つてしまえば収まりはいいが、それでは何処となく充溢しないものがあるやうに感ぜられる。一ツ確かな事は、そこにはうんがいると言う事である。それもぽつねんとかまばらにとか言うのでなく、群れを為していると言い表すのが適切だと思われるやうな、さういう在り方である。各々のうん達がそれぞれ思い思いに暮らす場所である。野放図でありながら独自の秩序を決して逸脱しないうん達の里である。
私はその里をウンハトオヴと名付けてみた。遠い日、生きるか死ぬるかをもろともに含んだ、大きく丸い橙(だいだい)を携えて、我が故郷ウンハトオヴへと渡る事が叶うだろうか。その時、ウンハトオヴのうん達は手を振つて私を迎えてくれるだらうか。さう考えると、自然と微笑みが漏れてくるのだつた。ふと我に帰ると一人書斎で笑みを浮かべる己が恥ずかしくなり、思わず「ふ、馬鹿な。」と自嘲をして取り繕つてみたものの、やはりウンハトオヴへのあくがれを頭から拭う事は能(あた)わず今に至る。
山のあなたのあの向かう、海のあなたのあの向かう、月のあなたのあの向かう、今も我が望郷の念は、ウンハトオヴを追つて馳せ巡らずには居れない。
了
初のオンライン抽選を体感
最近何かと話題のオンライン抽選だが、このたび、当通信随一の取材力を誇るうんろ特派員が体当たり取材を試みた。
オンライン抽選の仕組み
まず、仕組みとしては、前日21時~当日9時までに参加登録をする。
そして、当日9時15分に仮の抽選場号が発表され、参加者はその番号をもとに、実際に入店するかどうかを返答する。
その後、「実際に入店する」と答えた参加者の中で抽選が行われ、9時50分に正式な入場番号が発表される、という流れだ。
うんろ特派員が実際に体感!
さて、今回うんろ特派員がオンライン抽選を受けたのは、20スロの台数が100台に満たない小規模ホール、それもその日はイベント翌日で平日という、「抽選する必要ある?」と言ってしまいたくなりそうな日だった。
一桁前半が引ければ、めご(2台)にありつけるかもしれない、と考えていたうんろ特派員だが、9時15分になりLINEを開いてびっくり!
そこに表示されていた数字は「77」だった!
「うそでしょー!そんなことってあるー!」
と、うんが1番びつくりした時のあれが飛び出す始末。
おそらく、かなりの数のとりあえずオンラインだけ抽選参加という人がいるのだろう。
だから実際の入場番号はもっと全然前になるはずだが、「思っていたほどの恩恵はなさそうだ」というのがうんろ特派員の所感である。
今後ともぬうん通信では動向を注視していく。続報を待たれよ!