【特集「角刈りがよみがえる日②」
第2回「角刈り、それぞれの今(前編)」
うんランドで行われていた「角刈り九人衆」のお披露目ステージも終わり、現在「角刈り九人衆」としての活動はまったく行われていない。しかし、それぞれのメンバーがソロで活動しているので、角刈り自体を見かけない日はないだろう。そこで、今回は、総選挙以前からのオリジナルメンバーの今を追いかけてみよう。
・うん豊
うん豊は、「ウントヨックス」という愛称で、バラエティ番組にでづっぱりである。もともとアニキ肌で人望が厚く頼りになる印象であるが、少し間の抜けた天然な部分があり、そのギャップが主婦うんたちに受けているのだという。
・うん重
うん重はおやっさんと一緒によく番組に呼ばれているのを見かける。どちらかというと寡黙でどっしりとしたイメージのうん重が、おやっさんの前では頭が上がらない、といった様子が見ていて飽きない。
・うん平(兵衛)
うん平はメンバーの中で唯一、自身の名前が冠に付いたレギュラー番組を持っている。BSうんで放送されている『呑兵衛うん兵衛飲み行くべぇ』である。飲み歩きの大好きなうん平が、街の赤ちょうちんや中華屋を少なくとも1回の収録で3軒ハシゴする内容だ。いつもヘコヘコしているうん平だが、2軒目を出るあたりから目が座りだし、尊大な態度で店員や他の客に絡んで迷惑をかけるというのがお決まりのパターンだ。
・うん辰(旧名うん達)
うん達は複数の店舗を経営するなど、実業家としても活躍している。実業家への転身に合わせて、名前の表記を「うん辰」と改めている。経営する店舗では、自身の名前を商品名にした、「うん辰ちゃん漬け」がヒットしており、各店舗の店頭には、看板がわりに置かれた、赤いエプロンをしたうん辰の等身大フィギュアが客の目を引く。
・うん政
うん政は、cm、舞台、ドラマ、映画、バラエティ、政治討論、ワイドショーなど、あらゆる番組に出演している。しかし、うん政自身には角刈りであることより他に印象はなく、角刈り以上でも以下でもない。他の角刈りに比べると極端に特徴がない。それでもオファーが絶えない理由について、とある脳科学者のうんによると、「うん政という名前を聞いた瞬間に、脳が反射的にうんまちゃんを想起してしまい、幸福感を与えるセロトニンが分泌されるのではないか」ということだ。
このように、オリジナルメンバー5人については、それぞれがそれぞれの分野で大活躍している。もはや「角刈り九人衆」というグループ名のほうが忘れられているほどだ。
次号では、残りの新メンバー4人の動向についてお伝えする予定である。