ぬうん通信

ぬうん通信 vol.147 (2024.10.7.Mon)

特集!「うんたちの宴」

「パリピ」・・・それはうんとは無縁のはるか彼方にいる人々のことだと思ってはいないだろうか?夜な夜なイケイケでノリノリのアゲアゲのブキウギはうんたちに無関係だとは思っていないだろうか?

否、うんたちだってブギウギを楽しんでいるのだ。

今回は、そんなうんたちの宴を紹介していこう。

第1夜 『ヨンドンサリ』の宴

1つ目の宴は、うんたち定番のアッパーソング『ヨンドンサリ』である。

うんであれば誰しも、「ヨンドンサリの!」のコールに対して、我を忘れて「ヘイヘイヘイ!」とリスポンスした記憶があるだろう。そんな記憶はないと言い張るうんは、トランス状態で「ヘイヘイヘイ!」しているあまり記憶を失っているだけにちがいない。

ヨンドンサ~リの!(ヘイヘイヘイ!)

願いはひ~とつ!(ヘイヘイヘイ!)

ヨンドンサ~リの!(ヘイヘイヘイ!)

願いはひ~とつ!(イエェェーーーイ!!うおぉぉぉーー!!)

あの常軌を逸した異様な熱狂はうんたちならではのものであろう。うんたちはこの曲を聴けばすぐに狂い咲くのである。

第2宴 とろろの宴

うんたちにはあまり表立って語られることはない秘密の好物がある。それがとろろである。うんたちは何を隠そうとろろに目がないのだ。とはいえ、それほど頻繁に食べることはなく、本人たちですらとろろが好きなことを忘れてしまっているほどだ。

しかし、とろろが好物であることを時おり思い出すと、にわかにとろろ魂が燃え上がるようだ。一度「今日はとろろ!」と決めると、うんたちのとろろはとどまることを知らない。行きつけのそば屋ののれんをくぐると、数あるメニューの中から迷うことなく、簡単なパズルでも解くかのようにスイスイと注文を決める。

定番の注文内容は以下のとおりだ。

とろろそば

盛りそば(大または特大)

白ごはん

とろろでそばを平らげつつ、米までやっつけてしまおうという、実に強欲な注文である。この宴が開かれている間、うんたちは静かに、しかし猛烈な熱気を放ちながらとろろを食っているのである。

第3夜 肉巻きの宴

かつてうんたちの間で一世を風靡した言い回しがある。それが、「タコパするん?」だ。タコパに憧れるうんと、器具や知識の不足からその憧れを受け入れないうんとの絶妙な距離感が、まるで切ない恋のようで当時のうんたちの間でヒットしていた。

しかし時は流れ、ひょんなことからたこ焼きプレートを手に入れたうんたちは、ついにタコパの開催にこぎつけたのである。見よう見まねのおぼつかない手つきで焼いていたたこ焼きも、回数を重ねるごとに上達していき、今では手慣れた千枚通し使いでたこ焼きをひっくり返している。

タコパはもはや定番となったと同時に、悲しいかな、宴ではなくなったのかもしれない。

だが、その代わりに現れた食べ物がある。それが「肉巻き」である。豚バラ肉で思い思いの材料を巻き焼いて食うのだ。巻く材料は無限大である。ゴボウ、レンコン、キノコ、ネギといった定番の食材はもちろんとして、うんたちは新たな食材にチャレンジしているようだ。

ベイビーコーン、豆苗、いんげん、みたらし団子、チーズ、ソーセージ、明太子・・・

何を巻いたっていいんだ。夢は広がるばかりである。常軌を逸したうんたちが常軌を逸した食材を巻いていく。これからそういう光景がたびたび見られるようになるに違いない。

第4夜 玉の宴

トランス状態の玉

玉とは限りなく広がるうんたちの世界の中心に据えられている存在である。うんたちはいつも玉を崇拝している。

そんな玉であるからこそ、うんたちはついついわっしょいしてしまいたくなるのである。嫌がる玉をつらまえてわっしょいわっしょいとやりたくなるのである。

いつか、玉みずからわっしょいしてもらいに来る日を夢見てしまわざるをえない。

うんたちの宴は終わらない・・・

こうして見てみると、実はうんたちは夜な夜な奇妙な宴を繰り広げていることがわかる。

今夜もどこかの裏路地の先のビルの谷間で、熱狂したうんたちがサバトに興じているかもしれない。

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