旬を逃がすな!真夏のうん遊び3選!
何がおもしろいのかさっぱりわからないが、うんというのは次々と奇妙な遊びを作り出して遊んでいる生き物である。
そんなうんたちが今夢中になっている遊びを3つ紹介していくぞ!
①だいじょうぶ遊び
「うんは困らせてなんぼ」という古来からのことわざが示す通り、困っているうん・我慢するうん・不満顔のうんを目にするのは実に愉快だ。
そんなうんにぴったりな遊びが「だいじょうぶ遊び」である。
遊び自体はいたってシンプルなもので、寝転がっているうんの上にそのまますべての体重を預ける形で覆いかぶさる。すると、下になっているうんは重さで顔がゆがめるので、すかさず「重い?」と聞く。下のうんは素直に「重い」と答える。「つらい?」と聞いても「つらい」と答える。「苦しい?」「苦しい」。ひととおり今の気持ちを聞いたあとに、「だいじょうぶ?」と聞く。すると、下になっているうんはやや間を置いてから、「・・・だいじょうぶ」と答えるのである。
「重いけど、つらいけど、苦しいけど、でもだいじょうぶ」という健気なうんを見るために敢えてのしかかるのである。
これはうんの素直さと忍耐強さを逆手に取った困らせ遊びである。今も昔も「うんは困らせてなんぼ」なのである。
②アフリカ遊び
この遊びは、 内気で臆病なうんと、気持ちを上手に表現できないうんとの友情の芽生えを演じるロールプレイである。
ナウでホットなうんたちの間で、うん遊びの中でも主流と言えるロールプレイの新たな形が生まれたようだ。
「待てー!アフリカー!差別の対象にするぞー!」 というキラーワードで始まるこの遊びだが、一部のうんたちは感動で泣き出してしまうという。
この遊びの詳細は、近日発表予定の『Africa ~友情の大地~』(仮)という小説の形でお伝えする。
③ハナビ命名遊び
ハナビにまつわるうん遊びと言えば、今までは「ドンでい!」遊びに限られていたが、ついに新しいハナビ遊びが生まれたようだ。
それが、「ハナビ命名遊び」と呼ばれるもので、打ち上がる様々な種類の花火をひとつずつ名づけ、打ち上がった瞬間にその名前を呼ぶというものだ。打ち上がってから消えるまでに名前を言う必要があり、さらに思い出している間に次の花火が打ち上がっているという、まさに花火の刹那性を味わう遊びなのである。
と言われたところで、あいかわらず何がおもしろいのかさっぱりわからないのがいかにもうん遊びらしいではないか。
ここにいくつかの種類を掲載しておく。
- 光ファイバー(光ファイバーもどき)
- ライムレモン
- 脳みそ爆発
- 燃えカス残し
- 真ん中キラキラ戻し
- 真ん中キラキラ戻さず
- しゃれこうべ
- 赤の衝撃 (血の惨劇)
- しだれ?やなぎ?
- ドンパチ
- 逃げ惑う群衆
- 蜘蛛の子散らし
- 金色に染めあげて
定番化するうん遊びはある?
いかがだったろうか?うん遊びに内容や理由はない。ともかくも、うんたちがきゃっきゃと楽しんでいるのがほほえましいではないか。
今回ご紹介したうん遊びの中に定番化していくうん遊びがいくつあるのだろうか。これからもうんたちの動向を見守っていこう。