特集!とあるうんたちのおうち時間(後半)
もう9月だというのに暑さはいつまでも名残惜しそうにこちらに振り返っては何度も何度も手を振っているようだ。そんな暑さを煙たがりながらも、いつもニコニコしている暑さをむげには出来ず愛想笑いしている昨今である。
さて、うんたちの中には中年うんも増えており、近年やたらと暑がるようになったという報告を多く耳にするようになった。どうやら、まだまだおうち時間が続きそうな気候である。
というわけで、今回は前回に引き続き、「とあるうんたちのおうち時間」を紹介しよう!
シャレオツうん必聴!あのTV SHOWが熱い!
前回の特集では、うんたちに人気のゲームを紹介した。今回は、同じように大ブームとなっているアメリカのTV SHOWについて紹介するぞ!
その大人気番組というのが、「プロジェクト・ランウェイ」である。アメリカのファッションデザイナーたちが毎週決められたテーマと予算の中で洋服をデザインし勝ち抜いていくドキュメントバラエティである。最初のシリーズから数えること十数年続く大人気番組である。
うんたちの楽しみ方は・・・?
うんたちはこの番組を最初のシリーズから一緒に見ておうち時間を過ごしているようだ。
では、うんたちは一体この番組のどこを気に入って夢中になっているのだろうか?さっそく、とあるうんたちの休日に密着し取材を試みた。
取材を続ける中でわかったのは、この番組の出演者たちの話しぶりが、うんたち特有の「茶番好き・ごっこ遊び好き」にスマッシュヒットしているということだった。
そこで、特に人気の高いごっこ遊びを紹介しよう。
初代司会者:ハイジ・クルム(スーパーモデル)
とにかく見る者が思わずため息を漏らしてしまうほどの端正な顔立ちと細身で長身のスーパーモデル、ハイジ。
うんたちもこのハイジのあまりの美しさに驚きを隠せず、あくがれと感嘆の気持ちから思わずハイジのマネをしたくなってしまうようだ。
<うんたちによる主なハイジ遊び>
ジャスリン、あなたの作ったドレスにはあくびしかでません。あの時代遅れの服はもう何百回も見ました。
テイリー、あなたが冒険をしようと試みたのは理解できます。でも、それはチャレンジ精神とはほど遠い、ただ無謀なだけの自殺行為でした。あなたが作ったのはファッションとは呼べないただの残骸でした。
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ジャスリン、ここまでよ。
ハイ、みんな。ハイジよ。今日も私は・・・、美しい。
私はハイジ。見る者すべてに劣等感を抱かせるわ。
今日のドレスは黒よ。とっても似合ってるって?どうもありがとう。でも、黒が私を引き立てているんじゃないわ。私が黒を引き立ててるのよ。
私はハイジ。唯一の悩みがあるとすればそれは、美しさゆえの孤独ってことね。美は人を惹きつけるけど、寄せ付けはしないの。
マイケル・コース
審査員の一人、アメリカを代表するファッションデザイナーのマイケル・コースもうんたちのお気に入りの一人だ。マイケル・コースのお店はうんたちの暮らす街にもあって彼の名前はもともと知っていたが、もはやうんたちにとってマイケル・コースはただのガッハッハおじさんだ。
<うんたちによる主なマイケル・コース遊び>
この服はシックだ!実にシックだよ!
これはすばらしい!ヘブンだね!
私も短い丈のスカートは大好きだが、これはどう見たって短すぎだ!
彼は実に女性のボディの美しさがわかっているよ!モデルのボディラインに沿って見事に仕立てられたカクテルドレスだ!ホットだね!
誰が彼の作った服を着てニューヨークの街を歩きたいと思うんだ!実にお粗末だよ!
トップスの作り自体はいい。だが、スカートとの相性は一体なんなんだ。あのモデルはまるで電気の消えた部屋から適当にあのスカートを選んだみたいじゃないか!てんでバラバラなんだ!こんなのはファッションとは言えないよ!
ニーナ・ガルシア
ファッションの最先端を走り続ける雑誌『ELLE』の編集長や総合監修を務めるニーナ・ガルシア。彼女の歯に衣着せぬ批評や、一見すると感情的とも取れるほどに感性的な発言がうんたちのハートを掴んで離さないようだ。
<うんたちによる主なニーナ・ガルシア遊び>
私は好きじゃない。理由は好みじゃないからよ。
もうこの服は、なんていうか、そう、ただただ悲惨なのよ!
コスチュームっぽいわ。好きになれない。
ノーコメントよ。
(ハイジ)「アメリカを代表するデザイナー、マイケル・コース!」
(マイケル)「やあ、みんな。」
(ハイジ)「続いて、ELLEの総合監修、ニーナ・ガルシア!」
(ニーナ)「・・・」
(ハイジ)私たちが審査を行います。
ティム・ガン
デザイナー諸君の制作現場を回り、アドバイスを行う番組の良心、ティム。その堅実かつ鋭いアドバイスにはうんたちまでもがうんうんうなずきながら聞いている。ティムの忠告を聞かずに自分を貫こうとするデザイナーに対するうんたちのさげすみにはすさまじいものがある。
<うんたちによる主なティム遊び>
このドレスは何というか、そうだな、敢えて言うと、詰めこみすぎだ。このままだと雑でボヤけた印象になってしまうぞ。スッキリさせることを念頭に焦点を絞るんだ。さあやれ。
スカートはとてもいい仕上がりだが、上がシャツ一枚というのはシンプルすぎないか?審査員たちが求めているのは今までになかった斬新さだ。時間はないがもう一段階やるんだ。
肩から飛び出たこの布はこの後どうなるんだ?このままなのか?このままでは、審査員たちから総攻撃を食らうことになるぞ。思い切って取るか、別の形を考えてみることだ。
ううむ、これはなんというか・・・言葉にならんな。とにかく・・・とにかく形にするんだ。
まだまだ終わらないプロジェクトランウェイ遊び
うんたちはこの他にもたくさんのプロジェクトランウェイ遊びをしており、ここに紹介しきれなかったものもたくさんある。ティムに代わって新アドバイザーに就任することとなるクリスチャンが挑戦者として登場したシリーズ4では、「超ヤバボーイ」がうんたちの胸を沸かせたようだったし、モヒカンのスウェードにも心を躍らせていたようだ。
まだまだ、うんたちのプロジェクトランウェイ遊びは終わらない!