ぬうん通信

ぬうん通信 vol.152 (2024.11.11.Mon)

有罪? or 潔白?「変態エアロビ男」玉千代氏はどうなるのか!?

巷間を騒がしている「変態エアロビ男」こと玉千代氏であるが、いまだにその口から「にゃー」「あおーん」「あっあん」以外の声は発せられていない。果たして氏はレッスン生Uさんの言うとおりの変態なのか、それとも側近U氏の言うように罠にかけられただけなのか。

今号では、決定的な証拠とされているこの「こすりつけ動画」に注目して、真実を追究していきたい。

問題となっている「こすりつけ動画」

「こすりつけ動画」の疑問点

我われはこの「こすりつけ動画」を徹底的に調べあげるため、「とりあえず科学的なことならなんでもお任せ」の「うん理学研究所」(うん理研)に動画の検査を依頼した。すると、いくつかのある重要な疑問点が浮かびあがったのである。

「異様にかわいい」

「うん理研」からの報告によると、まずこの動画に映っている玉千代氏は「異様にかわいい」ということであった。「うん理研」の担当者たちが代わるがわるにダブルチェック、トリプルチェック、クアトロチェック・・・と行ったが、そのすべての担当者が一様に「異様にかわいい」と判断したという。

編集された形跡はない

次にこの動画がなんらかの編集・改ざん・合成によって作られた可能性を調べたところ、そういった形跡は見られないということであった。音の吹き替え・カット・合成等はなく、ひとつのカメラで撮られた一連の動画だったということである。

ということは、脱ぎ捨てられた衣服に狂ったように体をこすりつけ、カメラに撮られていることに気づいてもなおやめようとしなかったあの変態的行為はすべてまぎれもない真実だった、ということである。

玉千代氏フアンの読者にはショッキングな報告である。長年、玉千代氏を追いかけ、氏がにゃーちゃんであることを暴いたこともあるうんろ特派員は、この報告を聞きながら残念な気持ちを抑えられず涙を流していた。

玉千代氏は酩酊状態だった?

しかし、次の報告に移ると話はにわかにあらぬ方向へと向かっていくこととなった。

検査を担当した「うん理研」のうん氏によると、

この動画に映っているにゃーちゃんは明らかに通常の状態ではありません。瞳孔が開いていて、前足が痙攣を起こしているように見える箇所もありました。また、カメラに気づきながら行為をやめないということからも前後不覚の状態、いわば酩酊状態になっているように見えます。

ということだった。なるほどたしかに動画に映っている玉千代氏はおぞましいほど異様であったが、酩酊状態だと考えればうなずける。

しかし、直前まで多くのレッスン生の前でエアロビクスのレッスンをしていた玉千代氏が、側近のU氏が退出してからのわずかな間に酩酊するようなことが起こりえるのだろうか。

編集部による推理・・・

玉千代氏はアレを盛られた!?

「うん理研」の報告を持ち帰り、編集部でそれらをつぶさに見直していった。ひとつずつ事実を積み重ねた情報の吟味と緻密な推論の結果、編集部員の間でひとつの疑惑が生まれた。

きっかけは、論理学をかじったことのあるうんろ特派員が、会議室のホワイトボードに得意げに書いた次の文言だった。

事実①・・・玉千代氏はにゃーちゃんである。

事実②・・・玉千代氏は酩酊状態だった。

結論・・・①②より、玉千代氏はにゃーちゃんであり、かつ酩酊状態だった。

当たり前のことをさも自分が閃いたかのように書いたうんろ特派員に、一同うんざりしていたが、文字を見ることによって思考の扉が開くことはあるものである。会議に出ていたうんさ編集部員が突然、「にゃーちゃん・・・酩酊状態・・・、そうか!マタタビだ!」と叫んだ。

「うん理研」が指摘するように、あの動画の玉千代氏はたしかに異常であった。ひょっとするとあの時玉千代氏はマタタビを嗅いでいたのではないか。いかな名士といえども、にゃーちゃんである以上マタタビに打ち勝つことはできない。カメラすら気にせずにとち狂っていたのもうなずける。

事故の可能性も・・・?

今回の件がマタタビによるものだとすれば、今まで考えられていたような、「玉千代氏の薄汚い欲望がいたいけなレッスン生を襲った事件」なのではなく、「 たまたま何らかの事情でUさんに付着したマタタビを嗅いだ玉千代氏が酩酊してしまった事故」ということになる。

そこで重要なのがマタタビが付着したタイミングである。

マタタビを嗅いだタイミングは・・・?

氏はいったいどこで、そしてどのタイミングでマタタビを嗅いだのだろうか。

場所については、衣服に付着していたものを嗅いだと考えるべきである。動画を見る限り、氏は衣服に体をこすりつけており、マタタビはそこに付着していたと考えるのが自然である。

では、マタタビが衣服に付着したタイミングはいつだったのか。もし元からマタタビが衣服に付着していたのだとすれば、氏はレッスン中はもちろんのこと、Uさんがスタジオに入った瞬間にすりつきを始めるはずである。

実際にUさんは最初から体を寄せられていたと証言している。だが、一方で側近U氏の証言によると、レッスン前に2人は会話をしている。その時点でマタタビが付いていたのだとすれば、その会話すら不可能であったろう。

この点において二者の証言は食い違っている。

嘘をついているのは側近?被害者?

最後に話を整理しておこう。

仮説① 嘘をついているのは側近

もし、そもそも側近U氏の証言が全くの偽りだったとする。たしかに側近U氏が玉千代氏の罪を隠すために嘘の証言をするというのはありえない話ではない。

さらに、「なぜ複数人の予定だったレッスンが2人きりだったのか」という謎も残っており、今回の件にマタタビが関わっていたとしても、「事件」の可能性は依然として消えない。

仮説② 嘘をついているのは被害者

または逆に側近U氏の証言が正しく、レッスン生Uさんの証言が嘘だったとする。

そうなると、自分が遅刻をしたせいでレッスンが2人きりになったという事情を説明せずに、一方的に被害のみを訴えているということになり、にわかに捏造の疑いが出てくる。

状況的にも、シャワー室という遮断された部屋の中で用意していたマタタビを使うことは可能である。

ただし、なぜそんなことをするのかという動機については謎である。

Uさんへの再度の取材が必要!

いずれにせよ、矛盾点を解消するためには、もう一度被害者であるUさんに話を聞く必要がある。ところが・・・・。

Uさんへの取材は難航・・・?

我われ編集部は、Uさんにこの推理をぶつけるべく取材を試みたが、なんと現時点でUさんの行方がわからなくなってしまった。早急にUさんの足取りを追い、直接話を聞くべく力を注いでいる。

続報を待たれよ!

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