スタンプでわかるうんさろ診断③「感情別ランキング(中編)」
前回の「感情別ランキング(前編)」に続いて、今回は「感情別ランキング(中編)」をお送りしていこう。
なお、感情の類型については、TTFU="the Twelve Types of the Feeling in UN"(「うんの感情における12類型」)に従っている。TTFUの詳細については、前回の記事をご覧いただきたい。
感情別ランキング(8位~5位)
では、さっそくランキングの続きを見ていこう。
8位 落ちこみ 43件(うんさ24件:うんろ19件)
打たれ弱いうんたちには必須のスタンプである。その精神力のもろさについては腐ったスポンジのようにもろいと揶揄されることもある。
内訳としては、うんさがやや多く、「どちらかというとうんろの方が落ちこみやすい」という印象とは逆の結果となった。
7位 ぺこり 46件(うんさ33件:うんろ13件)
かの、ふんすけふんふん斎先生は、うんという存在について「 野放図でありながら独自の秩序を決して逸脱しない 」と述べておられる。好き勝手にやっているように見えるうんたちであるが、そこには超えてはならない一線があり、礼儀を重んじる側面を忘れてはならない。
それを証明するかのように、うんたちの間ではこのぺこり系スタンプが多用されているという結果が出た。総使用回数は46件であるが、種類としては14種類ものぺこりが使用されている。実に様々な形でぺこりをしていることがわかる。
内訳としては、うんさ33件:うんろ13件となっており、粗野に見られがちなうんさ系のほうが実はよくぺこりしているという驚きの結果となった。
6位 どや 73件(うんさ48件:うんろ25件)
うんというのは、とかく調子に乗るものだ。したがってどやするのはうんの習性と言っていいのかもしれない。ごくごく当たり前のことですぐに得意げになってしまうので、そんなうんを目の当たりにした相手は思わず困惑してしまうほどだ。例えば、つい最近報告された事例をひとつ紹介しよう。
私がヨドバシカメラにスマホを買いに行った時のことです。隣のブースで買い物をしていたうんらしき客がお会計をしようとしていました。その際にポイントカードを出そうとしたんですが、持っていたカードケースにポイントカードが入っていないみたいでした。すると、その客はみるみるうちにあたふたと慌てだしました。しかしすぐにカードケースではなくお財布にカードが入っていることを思い出したようで、無事にカードを取り出すことができていました。ただそれだけのことなのに、次の瞬間、取り出したカードを顔の横に掲げながら渾身のどやを決めていました。 私は隣のブースからそれを見ていて、思わず「あちゃー」と言ってしまいました。
なんとも眉をひそめたくなる報告である。
そんなどやの内訳だが、うんさがうんろの約2倍使用しており、うんさの方が図に乗りやすいことが見て取れる。おそらく先ほどの報告にあるヨドバシのうんもうんさ系だったのだろう。なんとも困ったうんである。
5位 怒る 77件(うんさ33件:うんろ44件)
うんの大きな特徴のひとつが「煽られ耐性が極端に低い」ということだ。少しからかわれただけで敵意をむき出しにして怒り出すのだ。そんなうんの特性を示す重大な研究結果がうん理学研究所より先日発表された。
我々はうんの煽られ耐性に関する研究を進めている。今回の実験の目的は「うんを最も効率的に怒らせる方法」を探ることである。
まず我々は野うんを捕獲し、肩の辺りをごく軽く小突いてみた。すると、やや驚きもあったのだろうか、怒るのではなく落ちこんでしまった。
次に、これから昼ご飯を調達しに行こうとしているうんに対して「何のおにぎりにするの?」と聞いてみた。すると、烈火のごとく怒りながら、「決めつけないでよっ!」とどなってきた。どうやらうんは勝手に決めつけられるのを極度に嫌がるようだ。
以上の実験結果より、うんを最も効率的に怒らせるには「勝手に決めつけて話しかけることが有効である」ということが判明した。
これは非常に貴重な研究結果である。うんは精神的に不安定なので、怒らせるつもりが、泣いたり落ちこんだりすることもある。こちらは怒らせたいだけなのに、泣いてしまわれては都合が悪い。もちろん、泣いているところを見たい時もあるのだが、そうではなくただ怒っているのを観察したいという時に泣かれてしまうのは興が削がれるではないか。そういう意味でも、今回のこの研究結果は非常に実践的で価値のあるものだと言えよう。
今回はここまで!
今回は、「感情別ランキング」の8位~5位を発表した。次回は、いよいよ1位までの発表を行うぞ!