『ぬうん通信』はいま・・・。
玉千代氏、うんまちゃん、角刈り連中、ふん斎先生、ウンハトーブ、うんちょけりの歌、大事典・・・、多くの感動がぬうん通信より生まれてきた。その衝撃と影響の大きさから、「伝説の通信」とまで言ううんもいる程である。
しかし、2021年2月12日のあの日以来、ぬうん通信の時計は止まったままだ。かつて平日正午のうんタイムをにぎわせていた通信はこのままうん々の記憶から失われていくのだろうか？
「いや！そんなことはさせないっ！」
止まった時計を再び動かすべく立ち上がったうんたちがいた！本号では、ぬうん通信が発行中止に陥った経緯と、新たに動き出したぬうん通信についての、編集部の決意表明を掲載していく！
なぜ突然更新されなくなったのか？
約1年と4か月前、編集長の苦悩が記事のはしばしに現れてくるなど多少の前触れはあったものの、特に断りや理由も発表されずにぬうん通信の更新は途絶えた。一体、編集部に何があったのか？本誌の特別上級責任者であるうん編集長に鋭く斬り込んだインタビューをご覧いただこう。
編集長へのインタビュー
どうも、お久しぶりっす。
あ、うんさ編集部員。久しぶりだねぇ。元気だったかい？
元気だったかじゃねっすよ！こっちは突然仕事がなくなって、おまけに給料未払いっすからね！まずは未払いの給料もらってからじゃないとこんなインタビューやってらんねっすよ！
あぁ、あの時はごめんね。私もあの時いろいろと追い詰められていて何も考えられなくなっていたから。未払いの給料はちゃんと払いますから、ね？また一緒に仕事をしよう。
・・・。しかたねっすね。わっちにもこれしかねっすから。
よかった！ありがとう！うんさ編集部員！
じゃあさっそく遠慮なくズケズケ聞いていくんで用意はいいっすね。
まず、何で急にぬうん通信が更新されなくなったんすか？
いや、いくつか記事にもしたんだけど、あの頃うちにモンスターが現れてさ、引っ越しはしなきゃいけないし、更新頻度は落とせないし、って考えてたら、もう何もかも捨ててしまいたくなっちゃったんだよ。
「なっちゃったんだよ」じゃねえっすよ。読者のうんたちが期待しているのはもちろん、我々編集部員だって身を粉にして働いてるんすよ！あんたには責任感てもんがないのか！あんたこそモンスターだよ！
面目ない。何を言われても反論のしようがないよ。
しおらしい顔してたら攻撃が弱まると思ったら大間違いだ！わっちの後ろには全国1億の読者たちがいるんだ！うんたちの失望と怒りを思い知れ、この外道！このうんでなし！
なんだとぉぉぉ！こっちだってうんなんだ！黙って聞いてればこんちくしょう！誰がこんな通信、再開するもんか！やめてやらぁ！
編集長再びの失踪！どうなるぬうん通信！？
編集長はうんさ編集部員の歯に衣着せぬ物言いにキレてしまい、再び姿を消してしまった。ああ見えて編集長もやはりうんの子なのだろう、あおられ耐性が著しく低かったようだ。
とはいえ、記事の内容に関する指揮はもちろんのこと、人件費・通信費・地代家賃など諸経費すべてをまかなっていた編集長がいなくては、ぬうん通信の発行はままならないことも事実だ。
果たしてぬうん通信はこれで終幕となってしまうのか。一度閉じた幕が再び上がることはないのだろうか。
「いや！そんなことはさせないっ！」
無責任な元編集長に代わり、編集部員たちはぬうん通信再開のための方策を膝を突き合わせて考えた。その結果、ひとつの方法に思い至ったのである。
昨今、アイディアはあるが資本がない個人や団体の集金システムとして注目されているやり方がある。ぬうん通信でもこれをやればいいのではないか、という意見があがり、次のとおり採用された。
クラうんドファンディングの開始！
クラうんドファンディングのお願い
ぬうん通信では、発行継続のための資本を募集しております。恵まれないうんたちに愛の手を差し伸べてくださる方は、ぬうん通信社宛てにご送付ください。募集している資本の種類は、おいしいもの・生活が豊かになるもの・現金です。目標資本は定めておらず、多ければ多いほど記事の内容が濃密になっていくことでしょう。
なお、すでに先行募集を開始しており、ほたての缶詰、チーたら、うにちりめん、サラミ、ピータン豆腐、気味の悪いしおりなどを頂いております。協力者のうんには重ね重ね御礼申し上げます。あなた方のご厚意がぬうん通信の支えとなります。