「うんまんじゅう」徹底解剖!
前回お伝えしたとおり、うんまちゃんは占いで売りつける物として「うんまんじゅう」を思いついたが、その味について純子ママに激辛評価を受けてしまった。
本号では、その「うんまんじゅう」にスポットライトを当ててみたい。
「うんまんじゅう」の味
「うんまんじゅう」は本当に、純子ママの言う通りおいしくないのだろうか?
それを確かめるために、ぬうん通信では、「うんまんじゅう」を食べたことがあるうんを対象に、街頭アンケートを行った。
おいしい派 or まずくはない派
・・・おいしいです。なんせうんまちゃんが作ったものですからね。
意外とまずくはないです。皮のポソポソ感が嫌だといううんがいますが、もう少しだけ水分を加えれば、餡を生かす薄皮まんじゅうとしてはおいしいと思います。実際に、皮の部分とお茶の相性がとてもいいと思います。
まずい派
うんまちゃんのことは応援していますが、あのまんじゅうだけはちょっと無理です。皮がポソポソなのもそうですが、何より餡がただ甘いだけで深みがないのが致命的ですね。
その他派
うんまちゃんのことが大好きだったおばあちゃんのお供えとして仏壇に置いています。おばあちゃんも天国で喜んでると思います。
うんまちゃんの毛が入っているのはみなさん知ってると思いますが、ごくまれにうんまちゃんのヒゲや爪が混入してることがあります。私はそれをコレクションしてるんですよ。ほら、こんなに集まりましたよ!
街角では、いかにもうんらしいおかしな意見も聞かれたが、数としてはやはり「まずい派」が多かった。しかし、皮については、逆にポソポソなのもそんなには悪くない、という意見もあった。
「うんまんじゅう」の改良
純子ママに辛口評価を受けて、しゅんこらしゅんしていたうんまちゃんだが、一晩寝たらけろっとしていたようだ。そして、次の日から、一生懸命に味の改良に取り組み始めた。が、どうにもうまくいかずに寝ちゃう日々が続いていたという。
うんまちゃんに救いの報せが届いたのはごく最近のことである。なんと、うんまちゃんが醤油づくりの修行をしていた銚子の醤油工場で、若旦那が作った新製品の醤油が完成したというのだ。
うんまちゃん自身は、道半ばで醤油づくりを諦めざるを得なかったが、うんまちゃんの一生懸命な姿を見た若旦那が発奮して醤油づくりを始めたという経緯があった。その若旦那が、うんまちゃんの夢を継ぐ形で完成したのが、「奇跡の一滴 うんま醤油」である。銚子の魚に合うように、コクと深みのある醤油に仕上がっているらしい。
うんまちゃんの元にこの醤油が届いたとき、うんまちゃんは「コクがない」と酷評された餡にこの醤油を入れることを思いついた。また、「ポソポソ」と言われた皮に水分を加えるために、この醤油を混ぜてみた。さらに、毛が入らないように割烹着とビニール手袋をしてまんじゅうづくりに励んだ。
すると、あれだけ辛口評価だった純子ママから、「あら、まあまあおいしいわねぇ」という言葉が出た。
なんと、うんまちゃんの「うんまんじゅう」は「うんま醤油」によって「まあまあおいしい」レベルまで引き上げられたのだった!
「うんまんじゅう」の完成!
こうして改良された「新うんまんじゅう」が完成した!
うんまちゃんはこの「新うんまんじゅう」を売りつけて高収入を目指すのだろうか?うんまちゃんの動向からますます目が離せない!